過去ログ - 女勇者「私の死を望む世界」
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84: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 20:01:01.23 ID:n6XkU/tv0
暗黒騎士「俺が次の魔王だと!?俺は不死の体を持っていないぞ!」

魔物「それでも、我々を束ねることはできます」

暗黒騎士「!!」

魔王の死に際の言葉を思い出す。
人間を滅ぼすのはお前――つまり、自分が魔王となり人間を滅ぼす。

暗黒騎士「しかし…」

歴史上、魔王とは不死の体を持つ者だった。
だというのに、自分が魔王を名乗り出ていいものなのか…。

勇者「気にしなくていいんじゃないですか」

暗黒騎士「勇者!?」

勇者は相変わらず平然としていた。

勇者「勇者が神に選ばれて魔王を討つ力を得るように、魔王もきっと誰かに選ばれて不死の体を得る――」

勇者「魔王も、神の戯れに過ぎないかもしれない」

暗黒騎士「…」

勇者の言うことも一理ある。魔王も勇者も神を楽しませる存在でしかない、と暗黒騎士は思っている。
魔王も神が選ぶものなら、それに従ってやる義理はない。

暗黒騎士「…わかった」

暗黒騎士は渋々、魔王の遺言を受け入れた。


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