過去ログ - 【艦これ】日向「結局長月が代表のままか。ま、楽でいいが」
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968: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2015/08/01(土) 05:39:40.87 ID:8AP1B4kBo

『因果律』

あらゆる可能性を内包するにも関わらず私達を縛り続ける存在。

妖精が神の如く絶対視し守り戦うもの。

その形は地球のような楕円ではなく雪の結晶を積み重ねたかのように幾何学的だった。

常に光を放ち、その幾何学模様と鮮やかな色は秒ごとに変化し続ける。

暗黒の空間を因果律の輝きが照らし……私自身も照らされているように思えた。


長月「あそこで輝いているのは命だ。人間や草木も含め生きとし生けるもの全てがあの中で輝いてる」

長月「幸福も不幸も何もかもが存在してる私達の世界だ」

戦艦水鬼「…………」

航空戦艦棲姫「綺麗だな」

長月「そう思う」ケラケラ

戦艦水鬼「私もあの一部だったのか」

航空戦艦棲姫「そうだ」


戦艦水鬼「……こんなものを見せて何がしたいんだ。守るべき命の秩序があるとでもほざくつもりか」

航空戦艦棲姫「……」

戦艦水鬼「お前たちはあの美しい輝きを、あの大きなシステムを守るために私に自分を殺せと言いたいんだろう」

長月「……」

戦艦水鬼「お前たちは自分たちの力に任せて相手を言いくるめ、やりたいようにしてるだけだ」


戦艦水鬼「秩序がなんだ。命がなんだ。そんなものは知らない。私は……またあいつと……一緒に居たいんだ」

長月「……確かに押し付けでしかないのかもしれないな」

戦艦水鬼「私は納得出来ない。我慢なんてしたくない」

航空戦艦棲姫「あの輝きは脆いものだ。仮にお前が扉を開けば壊れてしまうだろう」

長月「直感で分かるのか」

航空戦艦棲姫「……そんな気がするだけだ。どのような影響が出るかは開いてみるまでは全く分からない」

戦艦水鬼「…………」

長月「長門、はこの光を見て自分の世界に戻ることを決めた」

戦艦水鬼「……ああ」

長月「因果律を誰かが作ったとか、自然とこうなったかどうかは知らないが。自分があの輝きの一部であるともう一人の私から聞いた時にどうしてもな」


長月「あの中で生きていきたいと思った」


戦艦水鬼「……」

長月「私は元々兵器だ。一度でも幸せになれたのが儲けもの、そう思ったら色々許せたよ」

航空戦艦棲姫「色んな奴が居るものだな」

戦艦水鬼「私は……そうは思えない」


長月「こうして因果律そのものを観測できるという事実は……いずれ我々が因果律に干渉できるようになるという証左に他ならない」

長月「次元移動か、タイムリープか方法は色々あるだろうがきっと何もかもを手にしようとする欲望がコレに手を出させる」

長月「そうなれば因果律が壊れるか順応するか、私にも分からないが。別に良いと思う」


戦艦水鬼「え」

航空戦艦棲姫「良いのか?」


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