過去ログ - 岡崎泰葉「どんな過去であっても」
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17:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:10:15.73 ID:y6sOBbmQo

「そうですか……。もしそうだったら、ちょっと良い話だな、って思ったんですけど」

 泰葉の表情は少し残念そうだった。

以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:11:39.80 ID:y6sOBbmQo

 仕事を終えて、自宅に帰る。

 シャワーを浴びて、一人で晩御飯を食べて。

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:18:27.39 ID:y6sOBbmQo

 懐かしいな、と思いながら捲っていく。

 最初は件の写真を真っ先に探そうと思ったのが、やはりアルバムと言うものにはそういう魔力があるらしく。

以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:21:05.48 ID:y6sOBbmQo

「これ、は……」

 おかっぱ頭の、小学校にもまだ入っていないだろう年頃の幼い女の子。

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:23:40.12 ID:y6sOBbmQo

 壁掛け時計を見る。

 アルバムを見始めてからそれなりに時間が経っていたけれど、まだ遅い時間と言う訳ではない。

以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:24:38.06 ID:y6sOBbmQo

 ***


 驚きに言葉を失う、とは今の私のような状態を指すのだろうか。
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:25:28.37 ID:y6sOBbmQo

 そして、視界に飛び込んできたのは……何かの集合写真。

 何気なく写った人達を眺めていって、私はある一点で視線が止まる。

以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:26:34.35 ID:y6sOBbmQo

 ――何時からだろうか。

 カメラというものが仕事の象徴みたいに思えるようになったのは。

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:28:23.02 ID:y6sOBbmQo

 アイドルになってから、少しずつ毎日が楽しいと思えるようになって。

 それから、またプライベートでも写真を撮り出すようになった。

以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:29:32.10 ID:y6sOBbmQo

 こうしてアイドルになるまでの、芸能界で過ごした長い時間。

 それは私にとって、辛い日々だった。

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/01/09(金) 22:30:29.95 ID:y6sOBbmQo

 写真の中の、昔の私の表情を見る。天真爛漫に笑う顔。

 自然な表情の練習のために、鏡で自分の作り笑顔は嫌になるくらいに見てきた。

以下略



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