過去ログ - 男「一から始める」義妹「兄妹関係」
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45:名無しNIPPER[saga]
2015/01/15(木) 00:38:49.05 ID:lvv1tWqb0
友「ほら、これが俺の彼女。かわいいだろ〜」
そう言って友が見せてきたスマホに写っていたのは少しだけ困った表情を浮かべながらピースサインを作っている小柄な少女だった。
カジュアルなメガネをかけ、弱気そうな雰囲気を漂わせている。髪は方にかかるくらいのショートカット。印象としてはリスのような子だなと男は思った。
男「うん、確かに可愛いな。男が小動物みたいっていうのもわかる」
友「だろ〜。俺がちょっとからかったりするとすぐ涙目になったりしてさ、イジめがいもあるんだよな〜。
あ、もちろん愛あってのイジめだからな。そこのところ勘違いするなよ」
男「いや、別にそこはどうでもいいんだが。ちなみにこの子、俺たちより年下か?」
友「いや、タメだよ」
男「そうなのか……。なんというか見た目的に二つくらい年下に見えるな。
出会いの切っ掛けはなんだったんだ?」
友「ん? ネトゲ」
男「は?」
友「いや、だからネトゲ。中学生のときに暇つぶしにやってたネトゲで仲良くなって住んでるところが近くだってわかって、じゃあ会おうって提案したんだよ。
んで、最初向こうは渋ってたけど結局会うことになって。そっからネットとリアルで交流を深めていってて感じだな」
男「……なんというか、すごい珍しい付き合い方だな」
友「そうか? 今じゃスマホで気軽に見知らぬやつとオフしてそのままヤルなんてことも珍しくないんだし、むしろ普通だろ?」
男「すまん、僕は携帯を持っていないからその辺はわからない」
友「あ〜そっか、お前携帯持ってなかったな。連絡はいつも家のパソコンでしてたもんな」
男「まあ、そういう恋愛も珍しくないってことは今の話でよくわかったよ。
――っと、それよりもちょっと話に集中しすぎたな。周りの視線がかなりキツイ」
気がつけば周りからもう少し静かにしろと無言の圧力を二人は受けていた。ここはあくまでも公共の施設なのだ。うるさくすれば当然怒られる。
友「どうも、そうみたいだな。こんなことなら、飯食いに行ってから話せばよかったな」
男「全くだな。とりあえず一度移動するとしよう」
友「ああ、そうだな」
そうして二人は昼食を食べに向かうためにその場を後にした。
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