過去ログ - もしもあの時貞本エヴァでシンジのサルベージがうまく行かなかったら
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144:名無しNIPPER[saga sage]
2015/02/21(土) 03:07:11.40 ID:PcHiVLmC0
==== ネルフ本部 研究棟 隔離面会室 ====

   (ベッドに腰掛けているシンジ 検査着姿)

   (シンジの前、向かい合って立つミサトとリツコ  リツコの後ろに立つマヤ)

ミサト「――どういうこと?」

リツコ「零号機が自爆する前に、初号機のコアは機能を停止していた」

ミサト「だから! どうしてそんな――」

リツコ「それは……そこにあるべきものが、そのときすでになかったから。あるいは――」

ミサト「あるいは?」

リツコ「あるいは……『いなかった』から」

ミサト、シンジ「!」

リツコ「おそらく、初号機と融合しようとした際、使徒もまた初号機から融合されかけていた。そしてレイが使徒を抑え込んだ時に、一緒に零号機に引き込まれた」

ミサト「……そんなことが起こりうるの?」

リツコ「シンジくんだけの力でできるとは思わない。でも――」チラ…

シンジ「……」

リツコ「できたかもしれない。初号機のコアに宿っていたものなら」

シンジ「え?」

リツコ「そして、爆発から守ったのよ。……おそらく、自らの身を挺して」

シンジ「!」

ミサト「ホントに、そんなことが起こったと言えるの? 都合よく解釈しすぎじゃないの?」

リツコ「14通りのシナリオに基づいて、マギにモデル計算をさせてみた。全ての物的証拠と観測値を矛盾なく説明できるのは、いま話したシナリオだけよ」

ミサト「……じゃあ――」

リツコ「ええ。ここにいるのは、碇シンジくんと考えて差し支えないわ。……少なくとも、今のところは」

ミサト「……そう……」

リツコ「まだ体調が万全でないし、2、3日は経過観察を兼ねて、ここにいてもらうことになるけど」

シンジ「あ……はい」

リツコ「以上よ」

ミサト「……ありがと、リツコ」



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