過去ログ - もしもあの時貞本エヴァでシンジのサルベージがうまく行かなかったら
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186:名無しNIPPER[saga sage]
2015/03/15(日) 13:44:12.99 ID:sMIKafJK0
==== それから セントラルドグマ ダミープラント ====

コポ…コポ…

   (オレンジ色の水槽の中 浮き沈みしているレイのスペアたち)

ゲンドウ「……」ギシッ…

   (双眼顕微鏡から目を離し、眉間をもむゲンドウ  白衣姿)

カツカツカツ…

   (別室から歩いてくるリツコ  白衣  両手に湯気の立つマグカップ)

リツコ「司令、少し休まれては?」

ゲンドウ「私はもう司令じゃない」

リツコ「失礼しました、『所長』」

ゲンドウ「……こんなことに君が付き合う必要はない」

リツコ「そうですけど……」

   (コーヒーを手渡すリツコ)

ゲンドウ「……すまん」

リツコ「いいえ」

   (一口すするゲンドウ)

コポ…コポ…

ゲンドウ「……」

   (浮き沈みするレイのスペアたちを見やるゲンドウ)

ゲンドウ「赤木君」

リツコ「はい?」

   (デスクの上の実験メモから顔を上げるリツコ)

ゲンドウ「私は昔、ここにあるダミーをこの手で破壊しようと思ったことがある」

リツコ「……」ピクッ

ゲンドウ「いや、レイを……レイそのものも…」

リツコ「……」

ゲンドウ「レイは、計画のために作られた存在だった。……ユイをかたどって」

リツコ「……」

ゲンドウ「ふとやりきれなくなったのだ……無数のユイを見るのを」

リツコ「……」



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