過去ログ - もしもあの時貞本エヴァでシンジのサルベージがうまく行かなかったら
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187:名無しNIPPER[saga sage]
2015/03/15(日) 13:45:46.49 ID:sMIKafJK0
ゲンドウ「長い間、忘れていた。あのとき、君のお母さんが――」

リツコ「……」

ゲンドウ「……いや……すまん」

リツコ「そうなさらなくてよかったのでは?……今となっては」

ゲンドウ「……」

リツコ「これらは……いいえ、彼女らは生きています。魂は無くとも、それでもレイのためのデータを与えてくれている」

ゲンドウ「レイはもともと……『その日』まで生きながらえればよかった。今のようなことなどまるで想定していなかった」

リツコ「……」

ゲンドウ「とうてい及ばぬことだ。人並みの娘のように生きていくことなど……仕事についたり、まして――」

コポ…コポ…

   (デスクに向き直り俯くゲンドウ)

リツコ「……でも、そうしてやりたいとお思いなのでしょう?」

ゲンドウ「……」

リツコ「焦る必要はありませんわ」

(ゲンドウの肩に手をおくリツコ)

ゲンドウ「……」

   (書類を取り上げるリツコ)

リツコ「この賦活化物質はだいぶ効果があるみたいですよ。E−03Cですが」

ゲンドウ「ああ」

   (カップをデスクに置くゲンドウ 眼鏡をずりあげて、リツコが差し出した書類に視線を走らせる)

ゲンドウ「しかし、まだこれでは風邪薬程度だな――」

コポ…コポ…

   (浮き沈みしているレイたち)

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