過去ログ - もしもあの時貞本エヴァでシンジのサルベージがうまく行かなかったら
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192:名無しNIPPER[saga sage]
2015/03/15(日) 23:53:06.05 ID:sMIKafJK0
   (少し離れたところ  機体を眺めている子供たち  近づくミサト)

ミサト「どう?」

シンジ「これが新しい機体……ですか?」

ミサト「そう、量産型のね」

アスカ「でも、もう使徒は来ないんじゃなかったの?」

ミサト「たしかに、リリスが失われたことでアダムの子らによるサードインパクトは回避された」

レイ「……」

ダダダダ… ガコーン…

ミサト「でも、《裏》死海文書に預言された――預言されたと考えられていた筋書が狂ったことで、そこに記されていなかった使徒たちが動き出そうとしている」

カヲル「『外典』……ですか」

ミサト「ええ。リリスが失われた今、新たな使徒は、もう世界中どこに現れてもおかしくない」

アスカ「だったら、もうあそこに籠ってる必要なんて、ないんじゃないの?」

マヤ「いずれは、世界中のどこに使徒が現れても、24時間以内にエヴァを派遣できるように配備する計画なの。でも、まだ当面はあそこを拠点とせざるを得ない。ノウハウの蓄積が、まるで違うから」

ミサト「新第三東京市は、要塞機能を省いて、エヴァパイロットの訓練と使徒の研究拠点として再編される。規模は前よりだいぶ小さくなるわね」

子供たち「……」

ガシャン… グオオオオオオォン…

作業員「――技術課長! オーケーです」

マヤ「いいわ、運んで」

作業員「了解」

ガコン……ガタン……ガタタン…

   (動き出すエヴァ運搬車両  車両の上に横たわっているエヴァシリーズ)

   (それぞれ黒、黄、紫を基調とした6、9、13号機がゆっくりと行き過ぎていく)

シンジ「量産型って、いままでと形がだいぶ違うんだね」

アスカ「なーんか、シュミ悪い感じよねー。……ねえ、あんたは平気なの?」

カヲル「別に……もともと僕用に調整されてた機体だし」

シンジ「そ、そうなんだ……」

アスカ「顔なんてウナギみたいだし……それにあの口! だいたい、なんで唇なんか――」

   「違うのはクチビルだけじゃないにゃ!」



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