2:名無しNIPPER[age]
2015/01/11(日) 20:26:58.37 ID:/+6dON6q0
今日、俺は音無さんととある居酒屋に来ている
居酒屋と言ってもチェーンのような所では無く、路地裏にある俺の行きつけの店だ
まあそれでも女性を連れてくるような場所ではないが
「っはぁ!やっぱり仕事上がりのビールは最高ですね」
3:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 20:28:32.31 ID:/+6dON6q0
「ようメガネの兄ちゃん、やっとお前も女連れてくるまでになったか」
この店の店主はそう言ってから、お通しの枝豆を俺たちの前に置いた
この人とも長い付き合いだ。確か二十歳のときからだっけか
4:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 20:30:50.69 ID:/+6dON6q0
「じゃあ注文聞いていいか?」
「あ、はい」
俺はメニューを開いて音無さんとの間に置く
5:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 20:34:10.23 ID:B7z4iIiNO
小鳥さん視点と同時進行か
6:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 20:37:12.40 ID:/+6dON6q0
「いやあやっと年末年始の忙しい時期が終わりましたね」
「プロデューサーさんも色々な所に回ったりして大変だったでしょう」
音無さんがお通しの切り干し大根を口に運びながらそう言う
7:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 20:38:22.52 ID:/+6dON6q0
「へい、銀杏と板わさ、あと大雪渓の熱燗な」
店主がそう言いながら料理を出してくれた
大雪渓は確か長野のほうの酒だっけか
8:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 20:41:27.37 ID:/+6dON6q0
「さて、それじゃあいただきます」
「いただきます」
板わさに箸を伸ばす
9:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 20:43:13.78 ID:/+6dON6q0
「そうだ、音無さんから見て最近みんなの様子はどうです?」
くわいを食べながら、俺はふいに音無さんにそう声をかけた
そういえば音無さんにこういうことを聞くのは少し珍しいかもしれない
10:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 20:45:20.94 ID:/+6dON6q0
「突然そんなこと聞いて、何かあったんですか?」
「いや、別に何かあった訳じゃ無いんですがね・・・」
「最近俺がみんなの足を引っ張ってるんじゃないかと思うようになってきて」
11:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 20:47:03.63 ID:/+6dON6q0
食事も大体終わり、音無さんと雑談に花を咲かせていた頃だ
俺の右ポケットがぶるぶると震え始めた
「ん、電話?」
12:名無しNIPPER[sage]
2015/01/11(日) 20:48:58.77 ID:/+6dON6q0
『ありがとうございます、こんな時間にすみませんでした』
律子の用事は仕事についてのちょっとした確認だった
「いや、一人で仕事させちゃってこっちこそごめんな」
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