過去ログ - 明石「できましたよ提督!入渠の効果を飛躍的に高める入浴剤です!!」
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66: ◆XDUVebLR5rOw[saga]
2015/01/15(木) 15:50:28.78 ID:CyUvGx3nO
拗ねたような瑞鳳さんの可愛らしい台詞に、ついに我慢の限界がきた。

わかってたの。どうせこんな会話、どうせ茶番。
二人ともとっくにわかってる。
ただ、なんでもいいから理由が欲しかった。

これからなんの理由もなく相手と身体を重ねるための許可を、自分自身に与えるための、その他愛もない理由が。

特に不器用な私には、こうやってくだらない諍いを演じるくらいしかできなかった。

「意地悪?失礼ね。そんなことを言う子にはお仕置きが必要かしら」

私が『お仕置き』の言葉を口にすると、瑞鳳さんの喉からゴクリと大きく生唾を呑み込む音がした。
期待しているのね、と内心ほくそ笑んだわ。

「お、お仕置き、って、なんですか?」

わざとらしく怯えたように聞いてくる。私もわざとらしく演技を続けたわ。

「そうね。さっき私の身体を好きに弄繰り回してくれたわよね?まずはそのお返しをしておこうかしら」

「まずはって…ひぃあっ!」

瑞鳳さんが何か言おうとしたけれど、もう聞いてはいなかった。
問答無用で彼女の耳に齧りついた。
そのままクチュクチュとわざと下品な音を立てて咀嚼してやったわ。

「あふっ!ちょっと待…!やぁ…っ!」

すでに今の会話で、私の中の前置きの儀式としての演技は全て終わっていたから。
瑞鳳さんがもう少しそれをしたかったのだとしても、知ったことではないわ。


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