過去ログ - 魔王「ならば、我が后となれ」 少女「私が…?」
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/01/16(金) 09:17:37.96 ID:2MQxt6/70
謁見室内の雰囲気に気をよくしたのか、娘を連れてきた男は上機嫌で語りだす
男「この娘、記憶力にとても優れておりまして…」
魔王(ほう)
男「一度読んだ話などを、ずっと覚えていられるのです。それも大量に」
魔王「それは見事だ。では何か話してみるがよい」
控えて頭を下げたままの令嬢に声をかけたつもりだったが
横にいた男に口を挟まれるほうが早かった
男「いえいえ、魔王さま」
魔王「?」
男「せっかくならば、この娘の記憶力をしっかりとご覧頂きたいと存じます」
魔王「……ほう。つまりどうしたいのだ」
男「どうぞ、夜 お眠りになる際などにお呼びいただければ。眠る前に子守唄のように話をさせていただきましょう。この娘、朝まででも続けていられまするゆえ…」
魔王「…………」
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