過去ログ - 紬「真夜中のいちご」
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109:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:26:59.64 ID:sdjP5j9j0

ごめんね…ごめんね…せっかくのお誕生日なのに……ごめんなさい。
どうしてわたしこうなんだろうね。頑張ってお祝いしたかったのに。
がんばってケーキつくったのに。
いちごいっぱい、のせたのに…。
以下略



110:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:27:42.13 ID:sdjP5j9j0

こんなんじゃ、
ジュリエットに……なれないね。




111:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:29:10.96 ID:sdjP5j9j0


「……おいしい」

頭からひっくり返ってベッドに落ちたケーキをちぎって、澪ちゃんは呟いた。
以下略



112:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:29:50.14 ID:sdjP5j9j0

「よしよし」

「……わたしのこと…きらいになった…?」

以下略



113:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:30:22.43 ID:sdjP5j9j0

…。

「…もう寝た?」

以下略



114:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:31:06.07 ID:sdjP5j9j0

わたしの右側で横になっている澪ちゃんが首だけこちらを向けて言った。

「こたつで寝るの…久しぶりだな」

以下略



115:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:31:48.77 ID:sdjP5j9j0

静かな夜だった。
豆球がオレンジ色に染めたこの小さな世界に、
チッチッチッ、と時計の針の音がだけが響いている。

以下略



116:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:32:15.90 ID:sdjP5j9j0

半分をください。
あなたの世界の半分をください。

半分だけで、いいから。
以下略



117:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:32:56.38 ID:sdjP5j9j0

「今日が終わっちゃう前に、もう一度伝えておかなくちゃ」

「なに?」

以下略



118:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:34:10.55 ID:sdjP5j9j0
最終話「春風」


「…もういい?」

以下略



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