32: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/19(月) 01:11:28.51 ID:laNSEiQ20
鳳翔「…」
提督「…」
彼女は加賀が出て行った後に、氷嚢を持ってこの部屋に入ってきた。
執務室から医務室までは走っても4〜5分はかかる。
俺がそのことについて言及すると、ただ一言。
鳳翔「きっとこうなるんじゃないかと思ったんです。」
そう言った。
きっと彼女はこの鎮守府の誰よりも、みんなの事を気にかけているんだろう。
でなければこんな芸当はできない。
鳳翔「提督。」
提督「ん?」
鳳翔「どうか加賀さんを許してあげてくれませんか?」
提督「…」
鳳翔「提督と加賀さんの会話の内容は存じ上げません。」
鳳翔「もしかしたら加賀さんのやったことは正しいことだったのかもしれない・・・」
鳳翔「しかし彼女がやったことは…いわば反逆行為です。」
鳳翔「軍法会議にかければ謹慎…最悪は解体です。」
鳳翔「加賀さんは優秀です…勝利の為に彼女の力は必要不可欠です。」
鳳翔「しかし…提督に手を挙げた責任はとらねばなりません。」
そこまで話すと鳳翔さんは、床に正座して額を地につけた。
そう、土下座だ。
鳳翔「如何なる処罰も私がお受けいたします。」
鳳翔「どうか…彼女には寛大なご処置を。」
提督「…」
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