306: ◆FLVUV.9phY[saga]
2015/02/03(火) 20:36:16.55 ID:6e+YmbQXo
「あらぁ、しゃべれなくなるほど気持ちが良かったのぉ? 本っ当に、ド変態なのねぇ」
ギラリとほむらの目が輝き、右のかかとがキュゥべえの腹部中央へと正確に突き立てられる。
人間で言えば鳩尾に当たるであろう一点だ。
「くっ、こほっ、ぅぅぁ」
いくら彼の体が替えの効く消耗品のようなものだと言っても、それを維持するための器官は当然備わっている。
つまり、急所や弱点は当然ながら存在する。
そして今ほむらが踵を突き立てたのは脊椎生物共通の急所である。
最低限の力加減はされているとはいえ、その衝撃は体の内側が突然突き上げられるような衝撃を錯覚させる。
「インキュベーターでも、ここは弱いみたいねぇ?」
左の指先がキュゥべえの顎を軽く叩き、右足の指先で胸部から腹下部までをつっぅ、となぞる。
その動作にピクリとキュゥべえの体が反応し、小さく小さく跳ねる。
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