過去ログ - 私のお姉ちゃん
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12:名無しNIPPER
2015/01/17(土) 09:04:28.61 ID:PFS1Z8a50
それでは、センター試験を受けてきます。

続きは帰ってから……やる気力体力はたぶん残っていないと思うので、申し訳ありませんがセンター終了後からで


13:名無しNIPPER[sage]
2015/01/17(土) 10:16:43.11 ID:zgr7hOoWO
SSで一生を棒にふるとは……なかなかやる


14:名無しNIPPER[sage]
2015/01/17(土) 11:52:15.76 ID:0QApxWvLO
最近これの兄版を見た気がする


15:名無しNIPPER[sage]
2015/01/17(土) 18:58:40.10 ID:6Ywypfq4O
リスニング簡単だったな


16:名無しNIPPER[sage]
2015/01/18(日) 18:55:33.49 ID:D3zkroco0
>>15
おいやめろ


17:センター死んだwwww
2015/01/18(日) 21:43:28.79 ID:D3zkroco0
――――私にはお姉ちゃんが居た――――

「ねぇねぇ妹ちゃん。妹ちゃんは幽霊だとかの存在を信じる?」

「どしたのお姉ちゃん。藪からスティックに」
以下略



18:センター死んだwwww
2015/01/18(日) 21:43:57.01 ID:D3zkroco0
 六年前のある日の会話だ。今から思えば、普段はしない幽霊についての会話なんかをしたのは、虫の知らせというか、そういった前兆だったかもしれない。

 その会話を最後に、お姉ちゃんは死んだ。トラックにひかれて、即死だった。

 この件に関して言えば、私が買い物を頼んだばかりに……みたいな創作によくあるような罪悪感は全くない。最後の言葉があんなに酷い言葉だったなんて……というような後悔も全く無い。最期まで私達は仲が良かった。
以下略



19:名無しNIPPER
2015/01/18(日) 22:01:20.46 ID:D3zkroco0
最初は些細な綻びだった。私はふとした瞬間に、お姉ちゃんが死んだ事を忘れた。

それは例えば、朝、お姉ちゃんを起こそうと部屋まで行ってしまったり、夜、いつも受験勉強で寝るのが遅かったお姉ちゃんの夜食を作ってしまったりといった行為として現れた。

次第にこんな間違いは増えた。そう、私は確かに間違いである事は認識していたのだ。それでも、私はお姉ちゃんが死んだ事を忘れた。
以下略



20:名無しNIPPER
2015/01/18(日) 22:02:28.05 ID:D3zkroco0

正確な始まりはもう忘れてしまった。でもその幻覚は、誰も浴びていないはずのシャワーを浴びていたり、私が起こすのに抵抗して二度寝をしていたりした。

私は流石にまずいと思った。でも私は異常を認識することを出来ても、それを解消する手段は思い浮かばなかった。

以下略



21:1です再開します
2015/01/19(月) 07:44:01.30 ID:zTBZer9Y0
私はその自慢の頭脳を、異常の解消ではなく、全く逆のベクトルで、つまり異常を推し進めるように使用し始めた。

私はお姉ちゃんのクローンを製造し始めた。

この頃になると、もう両親は私に何も言わなくなった。私の異常は、外から見ても、両親から見てもどうしようも無いと思うレベルに達していた。ちょっと前は両親も私を病院に連れて行ったけど、その頃は完全に放置だ。
以下略



22:名無しNIPPER
2015/01/19(月) 07:46:24.44 ID:zTBZer9Y0
 研究の開始から2年後、私はクローンであるお姉ちゃん1号を作り上げた。だけどお姉ちゃん1号は、すぐに自我が保てなくなって、自殺した。約半日だった。

「ねぇ、妹ちゃん。私は、誰なの?ねぇねぇ!私は私だよね!私は私だよね!ねぇ!ねぇって!」

 自分の首にナイフを突きつけ、死んでいったお姉ちゃんの姿。血まみれで床に倒れ伏すお姉ちゃんの姿は今も目に焼き付いて離れない。
以下略



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