過去ログ - 朝倉涼子「彼の下駄箱に手紙を入れたわ」
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32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/20(火) 01:29:33.24 ID:52yiOSKT0
「冗談はやめろ」

彼は目を覆うようにしてそう言った。

「冗談だと思う?」

あたしはからかうようにそう問いかける。

「解った!百歩譲って本気だったとしよう。だが俺はお前の気持ちに答えることはできん。なにせ俺は---」

「男が、国木田君が好きって言うんでしょ?」

あたしは彼の言葉を遮った。聞きたくなかったのかも知れないし、解り切っていて聞くのが面倒だっただけかもしれない。

「知っているのなら、もういいだろう?」

彼は後ずさりしながらそう言い放つ。

「うん。それ無理」

彼をリラックスさせるために普段と変わらない笑顔を作ってみせた。

「だって、わたしは本当にあなたとやってみたいんだもの」

「や、やるって何をだ」

この期に及んで白ばっくれる彼に苛立ちを覚えた。


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