3:名無しNIPPER[saga]
2015/01/20(火) 01:13:08.07 ID:VOFyRBZaO
仁美「…また、ですの?恭介君」
そう僕に声をかけてくれるのは妻である志筑仁美。
中学生の頃からの恋人であり、その頃から今まで僕を支えてくれた大事な人だ。
恭介「起こしちゃったかな…」
いつからだろうか。
こんな悪夢を見だしたのは。
悪夢、というには少し足りない。
悪夢というよりは、現実。
現実にあったかもしれない。
そんな話。
僕は壊れてしまっていたのかもしれない。
それがいつからなのかは分からないけれど。
この悪夢はきっと戒めだ。
きっとこの悪夢は僕を殺すまで、止まない。
恭介「ごめんよ」
ただ一言そう言って僕はまた布団の中に潜り込む。
大人って本当に汚いよ。
こんな事なら大人になんてなるんじゃなかった。
人生で一番楽しかった、中学生。
あの頃に、戻りたい。
戻れるなら、何だって…。
「その思いは本当かな?」
声がした。
無機質で、機械的な、そんな声。
誰の声とは言えないが、こじつけるなら。
僕に、よく似た声。
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