過去ログ - 姫「王子の代わりに戦う使命を負った」
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20: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/21(水) 14:43:20.08 ID:GKiPRO/F0
王子「どうした…?」

獣人「北の山に魔物の群れが潜伏しているとのことです」

姫「…」

私は無関心な振りをする。判断を下すのは王子。まぁ、王子がどんな判断を下すかはわかっているけど――

王子「わかった、早い内に殲滅しよう」

やっぱり。

王子「準備を整えたら行こう」

獣人「かしこまりました」

姫「…」

私は黙って部屋に向かう。
王子が決めたのだから。

「王子、どうぞご無事で!」
「ご武運を祈っています!」

王子「…」

人々の応援の声に応えながら、王子は私に目で訴える。

姫(わかってる)

私に行けと言いたいことくらい、わかっている。
貴方は安全にお姫様をやっていればいい。

部屋に戻り、私と王子は入れ替わった。


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