過去ログ - 姫「王子の代わりに戦う使命を負った」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/01/23(金) 15:23:53.35 ID:MbiRcDMj0
>翌日
王子「よぉ、相手大したことなかったんだって?」
城に戻ると、人のいない所で王子が声をかけてきた。
あぁ、また面倒臭い。
王子「大したことないなら俺が行っても良かったかもな〜。あ、でも田舎の汚い宿屋に泊まるのか勘弁だな、体が汚れちまう」
姫「行かなくて正解でしたよお兄様」
王子の剣の腕も悪くはないけれど、実戦経験の少ない彼なら呪術師の襲撃に対処できなかっただろう。
姫「そうだお兄様…姫でいる時に、飴売りと知り合いになりました」
王子「飴売り?」
姫「20代前半くらいの若い男性で…かなり馴れ馴れしい方です。遭遇した時は適当にあしらっておいて下さい」
彼を悪く言うのは嫌だったが、あまり王子と話してほしくない。
そういう意図があるとは知らずに、王子はハイハイと適当に返事を返した。
姫「あ、彼から貰った飴です。良ければ…」
王子「お、さんきゅー♪」
王子は飴をあげれば機嫌が良くなる。本当、子供っぽい。
姫(将来結婚できるかはわからないけど、王子以下の男性はそうそういないわね…)ハァ
>城下町
飴売り「らっしゃーい」
飴売りは不機嫌さを押し隠すように行商に没頭していた。
飴売り(くっそ…)
魔王城であったことを思い前す。
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