過去ログ - 響「いつまでも、このままでいて」
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2015/01/22(木) 00:24:24.53 ID:lxCYgBlm0
貴音は心底辛そうな顔のまま言った。
「冗談ではないのです。私はその時が来たなら確実に芸能界からいなくなります」
貴音はそう言って口を閉じた。自分はそれに対して何もいえないまま時間が過ぎていった。何かを言わないといけないのに何を言えばいいのか分からない。
言葉にしたい気持ちは、全て言葉にする前に空気に溶けていった。言葉にするのってこんなに大変だっけ？
貴音はこちらを見続けている。何か自分の行動を待っているように見えた。
そうしているうちに、ようやく形になった言葉が口から飛び出した。
「なら、もっと！」
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