過去ログ - 佐久間まゆ「負けませんから」
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11:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:22:24.61 ID:bWGpac4so

「にが……。やっぱり私には荷が重かったみたいね……ふふっ」

 そんな風に言いながら、楓さんがミルクとお砂糖をコーヒーに入れる。

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:24:22.67 ID:bWGpac4so

 ――高垣楓。

 彼女は、まゆが欲しいものを全て持っていて。

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:26:24.20 ID:bWGpac4so

 一方のまゆは、どうだろうか。

 クールな大人のように振舞おうとすれば、多分できなくもない。

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:27:46.09 ID:bWGpac4so

 男女の理想の身長差というのが、よく女性誌なんかでも話題になったりする。

 まゆが何かで見た時の記事には、確か15cm前後。

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:28:21.51 ID:bWGpac4so

 綺麗なだけなら、よかった。まゆは、可愛さで勝負すればいい。そう思えるから。

 けれども、楓さんは時折、まゆも嫉妬してしまうような可愛い面を見せる。

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:29:39.38 ID:bWGpac4so

 ――ずっと恋焦がれていた、年末ライブでの「お願い! シンデレラ」のセンターポジション。

 でも、選ばれたのはまゆではなく楓さんで……。

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:30:13.65 ID:bWGpac4so

 ――シンデレラプロジェクトのことを、プロデューサーさんが話した時。

 たった一人だけ、表情を変えていなかった楓さん。

以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:30:50.81 ID:bWGpac4so

 アイドルとしても、恋する乙女としても。悔しいけれど、勝てそうになくて。

 それでも、これまで自分の中にある弱い気持ちに気付かないフリをして頑張ってきた。

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:31:36.85 ID:bWGpac4so

 アイドルと、担当プロデューサー。

 その関係性が無くなってしまったら、まゆと彼を繋ぐものは他に何があるのだろう。

以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:32:11.02 ID:bWGpac4so

「まゆちゃんは――」

 これまでずっと黙っていた楓さんが、口を開く。

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/01/23(金) 21:33:05.37 ID:bWGpac4so

「いい機会なのかな、と思って」

 そう答える楓さんは、世間の人がイメージするような大人な雰囲気で。

以下略



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