過去ログ - 向日葵「愛慕」
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1:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:23:52.66 ID:y9xDVq4jO


貴女のことをこんなに愛しく思い始めたのはいつ頃からだったろう。

貴女のいない時間がこんなに寂しくなったのはいつ頃からだったろう。


「好きです」


貴女と出会ってからの13年間。
貴女に恋してからの数年間、私はずっとその一言が言えないでいた。
言えるはずがなかった。

この気持ちを伝えてしまえば、私たちは恐らく元の私たちでいられなくなってしまう。
喧嘩ばかりの幼馴染で、いられなくなってしまう。

湧き上がる瞳の滴を抑える一心で、私はおもむろに携帯電話を取り出した。
慣れた動作でササッとメール画面を開くと、ずっと下書きになったままのメールを開封する。

送信されることのない、貴女宛てのメールを開封する。

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2:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:25:07.04 ID:y9xDVq4jO
そこに記された4文字の言葉を眺めて、私は微笑んだ。
そうだ。
伝えなくていい。

伝えられなくて、いい。
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:26:28.92 ID:y9xDVq4jO
向日葵「ノォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」

向日葵「テガスベッタアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

向日葵「やっちまいましたワァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:27:14.29 ID:y9xDVq4jO
―――
ウォアァァァァァァァァァァァ…
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…


以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:28:16.65 ID:y9xDVq4jO
―――
向日葵「な、何か方法は!いい方法はないかしら!?」

向日葵「櫻子にメールを見られない方法……!」

以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:28:59.87 ID:Eoe2SD2/o
ツンデレお嬢様みたい


7:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:29:50.50 ID:y9xDVq4jO
楓「お姉ちゃんうるさいの」ガラッ

向日葵「ごめんなさい」

楓「今六法全書読んでるから静かにしてほしいの」
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:31:22.78 ID:y9xDVq4jO

楓「それと……櫻子お姉ちゃんのおうちに行くなら気を付けて」

向日葵「……楓?」

以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:32:26.16 ID:y9xDVq4jO
―――
シュタッ

向日葵「よっしゃ大室家の敷地への侵入成功ですわ」

以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:33:22.27 ID:y9xDVq4jO
向日葵「よし、ここのベランダから櫻子の部屋に繋がってるはずですわ」

向日葵「まずは部屋の様子を確認して……」ソロー


以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:34:44.21 ID:y9xDVq4jO
―――30分後

向日葵「全然ないんですけどー……」

向日葵「他探してないところありましたっけ?」
以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:35:50.10 ID:y9xDVq4jO


櫻子「んう……?あれ、そこに誰かいr」


以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:37:06.35 ID:y9xDVq4jO


撫子「ちょっと櫻子?なんか大きい音したけど大丈b」


以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:38:21.19 ID:y9xDVq4jO
向日葵「そういえば……」


(楓「今日の大室家には魔物が潜んでるの」)

以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:39:19.25 ID:y9xDVq4jO
―――
向日葵「特に問題なくリビングに到着してしまいましたわ」

向日葵「なんだか拍子抜けですけど何もないに越したことはないですものね」

以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:40:19.47 ID:y9xDVq4jO


花子「喉かわいたし……」トテシトテシ


以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:41:13.04 ID:y9xDVq4jO


ヒュッ


以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:41:50.21 ID:y9xDVq4jO
向日葵「……あなたは……一体」


「大室家(2巻まで絶賛発売中☆お求めは近くの書店にて)高校生組四天王の中で最も高い豊胸力を持ち」

以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:42:40.59 ID:y9xDVq4jO
向日葵「あなたが……撫子さんの……」

めぐみ「あら知ってた?」

向日葵(う〜ん、でかい……)
以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:43:52.35 ID:y9xDVq4jO
めぐみ「ふふっ、その反応を見るにひま子ちゃんは近い年齢の子としかやりあったことが無いみたいだね」

向日葵「くっ……」

花子(なんか面倒そうな方向に話が進んでるし……)
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:44:50.20 ID:y9xDVq4jO
「ま、それはさておき……よっと」

「痛ァッッッ!!!!!」

めぐみはまるでボロ雑巾でもつまみ上げるかのように、向日葵の髪を無造作に掴んで、持ち上げた。
以下略



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