42:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:04:58.32 ID:y9xDVq4jO
向日葵「私が何をしたか分かっているの!?!?!?!?!?!?」
向日葵「一線を越えてしまったの……ッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」
向日葵「私は越えてはいけない一線を越えてしまったのよ!!!!!!!!!!!!!!」
43:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:05:37.03 ID:y9xDVq4jO
「……別に気持ち悪くないし」
「それに恋愛に男も女も関係ないと思うけど」
44:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:06:19.42 ID:y9xDVq4jO
向日葵「……お願い」
向日葵「もう私に話しかけないで……」
45:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:07:18.48 ID:y9xDVq4jO
「信用できない」
向日葵「信用しなさいよ……」
「信用できるわけない」
46:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:07:57.64 ID:y9xDVq4jO
向日葵(たった一度だけ……ほんの一度、顔を合わせるだけ……)
向日葵(それで全て終わるのなら……)
向日葵(いえ、それで全て終わらせる……)
47:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:08:46.07 ID:y9xDVq4jO
私は俯き気味の首を上げ、身体を勢いよく半回転させる。
二つに結った短い髪が遠心力に抗えずフワッと浮くと、
ちょっぴり焦げ臭いにおいが鼻についた。
そういえば、あの戦いの後から風呂に入っていなかった。
48:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:09:19.87 ID:y9xDVq4jO
す、
49:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:10:31.91 ID:y9xDVq4jO
「……ななななななななァァッ!?!?」
「あっはっは、向日葵さ、そんな顔真っ赤にして信用してもらえると思ったの?」
「ななな、ひ、卑怯ですわ!!!」
50:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:11:26.43 ID:y9xDVq4jO
私がまだ昔、今よりもずっと弱虫だった頃。
貴女にずっと、頼りっきりだった頃。
私は“向日葵”という自分の名前がどうしても好きになれなかった。
いや、はっきり言って嫌いだった。
51:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:12:07.60 ID:y9xDVq4jO
『ひまわりはね、たいようの花なんだって。おねえちゃんからきいたんだー』
『ひまちゃんはわたしのたいようなんだから、わたしがひまわりになっちゃだめなんだよ!』
『ふふ、ひまちゃんがひまわりってなまえでよかったー!』
52:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 02:13:30.13 ID:y9xDVq4jO
それから私は変わった。
自分から変わろうとした。
貴女に見合う人間になるため、強くなろうとした。
バカにされないよう、たくさん勉強をした。
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