過去ログ - 武内P「あなたのお名前を」芳乃「わたくしはー」
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13:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:41:33.13 ID:1ScxNNNj0

なにをするのか、そう二人が聞く前に鬼気迫る表情であやめは仁美を抱えたままの武内Pを
前方へと放り投げた! 
その勢いは凄まじく、武内Pは無事亡者の群れの上を飛び越え鳥居を通過しそのまま境内へと
侵入出来たのだった。

あやめ「よし! やはり身体は鍛えておくものですね! ニンッ!」

「……なんと……なんということを」

あまりの出来事に武内P以上に表情の分かりづらい亡者たちですら動揺しているのが見て取れる。
だが、鳥居側に新たに現れた亡者の一喝が、その混乱を沈める。

「ざわめくな! これしきのことではなにも変わらん!」

あやめ「あなたは……」

それは顔と脚の特徴が他の亡者と同じなため分かりづらいが、服装から民宿の女将だった
亡者だと気付いたあやめは、少しだけ悲しそうな顔で呼びかける。

あやめ「教えてください。なぜこの集落はこのようなことに? なぜ……」

「簡単なこと。我らは死に消えてなくなるのが恐ろしかった。忘れ去られてしまうのが嫌だった」

「故にあの力ある娘を依代としてここに祀り閉じ込めたのだ。永遠に存在するために!」

あやめ「その結果がその姿ですか。なんとも酷いお話ですね」

「ふん、もはや今の時代、いつ消え去ってもおかしくない忍びなら理解出来ると思うのだがね」

「それとも、我らの仲間になるためにあの二人を神社に逃したか? 殊勝だねえ」



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