過去ログ - 少年「『大丈夫だ、もう心配ないぞ。お前は生きていい』だっけ」
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11:名無しNIPPER
2015/01/27(火) 00:12:49.45 ID:XsMo6ytGO
少年「……?」

 近くの草むらが音を立て始めた。
 僕は静かにポケットに入れていたナイフを握り締める、どう対処できるかは分からないが。

以下略



12:名無しNIPPER
2015/01/27(火) 00:13:38.75 ID:XsMo6ytGO
少年「美味しいか」


 つたわらないとわかっていても、僕はそう聞きたかった。
 お前の命をつなぎとめた存在の肉というものはどういった味なのだろうかと。
以下略



13:名無しNIPPER
2015/01/27(火) 00:15:14.62 ID:XsMo6ytGO
 子犬は時間がかかりつつも、満足に至るまでに食したのか。
 地に伏せるようにして転がってしまった。

 瞼は閉じられ、か弱い息遣いだったものは安らかに吐息へと変わり。

以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2015/01/27(火) 00:15:50.29 ID:XsMo6ytGO
 あの時の対馬ハインのように、まるで自分に言い聞かせるかのようにしながら。

 この子犬の中で息づく糧となった彼女を、僕は意味もなく慰めた。


15:名無しNIPPER[sage]
2015/01/27(火) 00:17:08.61 ID:XsMo6ytGO
終わり

過去に投稿したものをリメイクしたものです。

ではではノシ


16:名無しNIPPER[sage]
2015/01/27(火) 00:46:04.66 ID:HcHk09SAO



17:名無しNIPPER[sage]
2015/01/31(土) 18:56:47.23 ID:7clx7AZG0



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