過去ログ - 友奈「お題をもらって大体1レスのSSをゆったり書いてく」
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◆2DegdJBwqI
[saga]
2015/02/04(水) 20:41:04.52 ID:+PItfq2Do
そんな私のもやもやなんて露知らず、ゆっくり、ゆっくり、身体の上で東郷の指が動く。
親指と、人差し指と、中指がよく働いている気がする。
時々手の腹で、軽くぎゅうっとされるのが、なかなか良い気持ちになってきた。
それから、そろそろだいぶほぐれてきたんじゃないか、と私がちょうど思い始めた頃だった。
東郷が、私の背中にそっと体重をかけて、指を押し込んでくる。
手に力は入っていなくて、単純に東郷の体重が、彼女の指を背中にうずめさせてくる。
「…………んっ」
私の口から、思わず声が出た。意図しない刺激からの、意図しない声。
薄暗闇の中で、その声はとてもはっきり私自身の耳に聞こえた。
声を出してしまったことが恥ずかしくなって、少し身体を動かす。
「夏凜ちゃん、動かないで」
耳元で、また東郷が囁いた。耳元で囁く必要はないのに。
それ、癖か何かなの? 指摘してもよかったけれど、些細なことだと思ったから、黙っていた。
東郷の指圧が、次第に強さを適度に増していく。同時に、動きのバリエーションも増えていく。
首のマッサージ、肩のマッサージ、腕のマッサージ、足のマッサージが、私は背中に施されるものより気に入った。
でも、東郷は背中のマッサージの方が練習し甲斐があるらしく、そちらを重点的に練習しているようだ。
私としても、気持ちいいことに変わりはないから、文句はない。
東郷に身体を委ねる照れくささも、いざやってもらってみれば、思った以上に簡単に雲散霧消してしまった。
思えば、友奈にマッサージしてもらった経験があるのだから、当たり前の話ではある。
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