過去ログ - 灼「あっちが変」豊音「こっちが変」
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38: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:25:44.13 ID:MJO3ZfqGo
私には憧の話が、家族間セクハラの思い出話にしか聞こえていなかった。
しかし穏乃には共感できる話らしく、うんうん頷いて憧に相槌を打っている。
39: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:26:28.17 ID:MJO3ZfqGo
だが、私がドン引いている当の相手、憧から言われた言葉……『変だなんて思わないであげて』という言葉が思い出され、強い拒否感を示すに示せない。
はっきり言って、正直なところ、私は玄も憧も穏乃も、変態さんだと思っている。
40: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:27:25.43 ID:MJO3ZfqGo
幼い冬の日を思い出す。
お手伝いで皿洗いをやって、終わったあとでお婆ちゃんに手を温めてもらった、あの日のことを。
41: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:28:00.77 ID:MJO3ZfqGo
憧と穏乃は、幼い頃如何にして姉や母親の尻を揉みしだいたかを、うふふあははと語り合っている。
到底理解できない。何を言っているのか全くわからない。
42: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:28:33.63 ID:MJO3ZfqGo
穏乃「え、大丈夫ですか?」
憧「灼さん……」
43: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:29:46.59 ID:MJO3ZfqGo
* *
穏乃「憧、携帯震えてるよ」
44: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:30:20.49 ID:MJO3ZfqGo
宥「大丈夫だよ玄ちゃん。灼ちゃん、大人しいけど優しい子だから……」
玄「でも、なんかおもちで手を挟んであげたときの灼ちゃん、私のこと気持ち悪いものでも見るみたいな感じで……私、灼ちゃんに嫌われちゃったのかも……」
45: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:30:47.46 ID:MJO3ZfqGo
憧「それに、一度は部室に行って玄に謝るって言ってたのに、急に帰るって言い出したのも変よ。きっと、私たちとの話の中に、玄との仲直りを先延ばしにしたくなるような何かがあったんだわ」
穏乃「私たちとの話の中に……? おもちじゃなくてお尻だよねって話のどこに……?」
46: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:31:22.38 ID:MJO3ZfqGo
穏乃「あ、憧……! いったい何を根拠にそんな……ッ! おもちでも、お尻でもない!? じゃあどこだって言うのさ!!」
憧「体のどの部位を使うかまではわかんないわよ。でも灼さん、玄がいきなり脱ぎ出してびっくりしたって言ってた……そのときはさ、ああやっぱりお尻派なんだって思ったのよ。でも……」
47: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:31:54.51 ID:MJO3ZfqGo
玄「うーん……あの灼ちゃんが、そんなことで機嫌悪くなったりするかな……?」
憧「しないとは言い切れないわ。だって今回のことって、灼さんと私たちで四対一じゃない? 結果的にだけど、私たち四人の常識を、灼さんに押し付けた形になっちゃってる。軽く拗ねちゃうのも無理ないわ」
48: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:32:29.33 ID:MJO3ZfqGo
宥「変わった手の温め方……たしかに……おもちでもお尻でもないんだもの……あまり聞かないやり方なのかも……」
穏乃「おもちでも、お尻でもない……となると……」
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