過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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147:名無しNIPPER[sage]
2015/02/02(月) 23:52:49.71 ID:AFWd/7hNo
ここはわんわんののろい


148:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:04:24.88 ID:AC7pnyyG0
良くはない、と自己反問した俺は、相手がハルヒだということもあって出来る限りオブラートにチンコとケツという単語を使わずにそのことを説明したのだが、言い方が穏やかすぎたのかもしれない、完全にどこ吹く風だった。

「確かにちょっとアレだけど、謎の転校生だし、この際文句は言わないよ。さっき古泉君がやってたことだって軽く魔が差しただけでしょうしね。何より、謎を自分で確かめようとする姿勢が実にいいわ。それに転校生だし」

何を評価したんだろう、一体。ハルヒは転校生を世界を救う勇者か何かだと勘違いしてやしないだろうな。そいつが妙な箱に手を突っ込んでも、出てくるのはきっとジャンケンぐらいなもので、剣がビローンと飛び出てくるなんてことは絶対に有り得ないと思うんだが。


149:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:13:42.28 ID:AC7pnyyG0
「ああ、そうだ。忘れてたわ」

と、ハルヒ。

「あたしは涼宮ハルヒ。こっちはキョン」
以下略



150:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:39:39.92 ID:AC7pnyyG0
「古泉とか言ったか?」

声をかけると「何でしょう?」という剣呑な返事。どうにもまだハルヒの危険性というものを理解していないようなので、俺は親切心から忠告しておいた。

「言っておくが、あいつが勧めているクラブは、まだ出来てもいないし、何を目的とするクラブなのかも謎なんだぞ。悪いことは言わないから巻き込まれない内に逃げた方がいい」
以下略



151:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:46:21.01 ID:AC7pnyyG0
かくして、俺が「たたかう」か「逃げる」かのどちらかを選択しようと考えていたら、急にドアが蹴飛ばされたように開いた。

「へい、お待ち! ちょっと捕まえるのに手間取っちゃってね!」

片手を頭の上でかざしてハルヒが登場した。後ろに回されたもう一方の手が別の人間の腕をつかんでいて、どう見ても無理矢理連れてこられたと思しきその人物共々、ハルヒはズカズカ部屋に入ってなぜかドアに錠を施した。
以下略



152:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:54:41.91 ID:AC7pnyyG0
「なんなんですかー?」

その美少女は言った。気の毒なことにマジ泣き状態だ。

「ここどこですか、チンコの修行場とかどういうことなんですか、かか鍵を閉めてわたし今から何をされるんですかー!」
以下略



153:名無しNIPPER[sage]
2015/02/03(火) 00:58:02.24 ID:GC7kvm50o
事情を知らない人が聞けば通報案件だなwwwwww


154:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 01:09:25.72 ID:AC7pnyyG0
「おい、ハルヒ。この人、完全に誤解してるじゃないか。このままだと警察に通報されるぞ」

「何が?」

キョトンとした顔を見せるハルヒ。仕方がないので再び俺はチンコという言葉を出来るだけオブラートに包んで事の重大性をハルヒに説明してやった。一種の羞恥プレイのようで少しだけ興奮したことは内緒だ。
以下略



155:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 01:28:19.28 ID:AC7pnyyG0
と、まあ、すったもんだの末に、どうにか彼女の誤解を解き、そして再びすったもんだの末に、彼女――朝比奈みくるさんは書道部を辞めて、ハルヒの新クラブに入部する運びとなった。

どうしてこうなったんだろうか。

疑問が残るが、その場のノリというものだろう。深く考えたら負けな気がする。
以下略



156:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 01:43:14.77 ID:AC7pnyyG0
軽く混乱をしているところに、コンコンとドアをノックする音。

「噂をすればなんとやらね。多分、有希よ」

ハルヒが手早く鍵を外してドアを開けると、その通り、昨日とまったく同じ無表情さで長門が突っ立っていた。
以下略



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