過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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323:名無しNIPPER[saga]
2015/02/10(火) 00:16:53.82 ID:IA9UpJR+0
「やっぱり信じてくれないか。まあ、それはもういいや。あまり期待していなかったし。さっきのは全部冗談。忘れて」

もちろんそうするつもりだ。というか、記憶として留める必要性が皆無である。オヤジのことなんか記憶に残しておきたくもない。

「それで、キョン君。わたしのお願い、きいてくれるかな? 涼宮さんと付き合ってくれない」

そこが解らん。

「そう言われてもだな。いくら朝倉からの頼みとはいえ、理由もよくわからないままにハルヒと付き合うのは無理だぞ」

第一にハルヒが承知するとは思えないし、第二にハルヒを利用するみたいなことを俺はしたくない。いくらあいつが痛くてぼっちな女だとは言え、ハルヒはハルヒだ。それに、そんな付き合い方は倫理的にも道徳的にも間違いだと思うしな。

「でも、涼宮さんがキョン君と付き合うことを望んでいたとしたら、別に問題ないでしょ? もちろん、キョン君にとっても悪いようにはしないつもり。もしも、涼宮さんと付き合ってくれるって言うなら、お礼はするよ」

そう言うと、朝倉は俺の目の前まで近寄って、

「ほら、こんな風に」

両手でそっと俺の頬を柔らかく包み込んだ。目を閉じて唇をゆっくりと近づけ――

「待った。待て、落ち着け!」

キスされそうになって、俺は何を思ったんだか、慌てて飛び退いた。朝倉のことは嫌いではないし、むしろ大好きなのだが、しかし、これにはかなりの抵抗があった。好きだからこそというやつだろうか。そんな形での接吻やイチャイチャを俺は望んでいない。


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