過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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411:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 18:47:09.06 ID:9cCVrbyjO
爺ファンタジーいたんか


412:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 18:58:28.16 ID:5EFHTmM80
何か手立てはないかと俺は焦りながら周りを無意味に見回し、いや待て、思い出せ。古泉は言っていたはずだ。危機が迫った時はこの伝言を思い出して下さいと。

長門は『キタキタオヤジのケツを見るように』だ。

見たぞ。気持ち悪いだけだ。
以下略



413:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 19:10:47.88 ID:5EFHTmM80
どうにもならない。助かる方法がまるで思いつかない。

こうなったら冷酷で非人道的とも言える最後の手段だが、逃げて来たオヤジを囮にしてこの場をやり過ごすしか――

「キョン殿」
以下略



414:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 19:19:14.71 ID:5EFHTmM80
オヤジのくせに、とは思った。

しかし、俺もハルヒ同様、一言も返すことが出来なかった。

このクソオヤジ、何でこんな時だけまともなことを言うんだ。おかげで覚悟を決めざるを得なくなったじゃないか。
以下略



415:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 19:41:37.90 ID:5EFHTmM80
足が震えた。また横のハルヒを見る。ハルヒはせっかくのプレゼントを取り上げられた挙げ句、目の前で踏みつけにされた子供のような表情をしていた。やり場のない怒りと絶望的な悲哀が混ざったような、そんな複雑な表情。

「……キョン、あんたも解ってくれないの? あの巨人は悪くないの。あたしたちの味方よ。もう勇者や魔王がいなくてもいい、とにかく今より面白い世界に変えてくれるなら何でもいい! だから!」

子供のように涙目で駄々をこねだすハルヒ。
以下略



416:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 20:08:23.49 ID:5EFHTmM80
「ハルヒ、お前は下がってろ」

一歩前に出て、ハルヒを背に身構える。

「キョン殿。私はどうすれば宜しいですかな?」
以下略



417:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 20:15:24.06 ID:5EFHTmM80


不意に目の前がまっ暗闇になった。


以下略



418:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 20:27:51.97 ID:5EFHTmM80
気が付いた時には、どうしようかなんて考えている暇もなかった。

まるで壁のように迫り来る巨大な手。その動きがやけにスローモーションに見えた。

おい、これってひょっとして死ぬ前に見るアレか……?
以下略



419:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 20:37:40.75 ID:5EFHTmM80
そうなるはずだった。

だが、そうはならなかった。

恐る恐る瞑っていた目を開けてみると、そこにはとっさに俺をかばって飛び出したのか――
以下略



420:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 20:53:17.05 ID:5EFHTmM80
「キョン……。あたし、なんで……。殴られたと思ったのに……」

辺りを不思議そうに見回す。そして、ハルヒも地面に落ちている割れた髪飾りを発見した。

「……キョンからもらったやつ。……割れちゃったんだ。……大切にしてたのに。でも……」
以下略



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