過去ログ - 八幡「気の向くまま過ごしてた二人だから」雪乃「そうね」
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44: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:20:22.60 ID:BhSZj49po
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勝手に期待して勝手に理想を押し付けて勝手に理解した気になって、それでいざ違うとわかると人はこう言う。

裏切られたと。

どうしてこんなにも精神的に参っているのかと言えば、きっと雪乃に裏切られたと感じているからだ。その思いはいくら理屈でねじ伏せようとしても消えてくれない。

あの時、確かに約束したのだ。

しかし雪乃はそれを破った。

だからそれに俺は深く失望している。

雪ノ下雪乃に、失望している。

彼女にとって俺は、その程度の存在だったのかと。

約束など、守るに値しない存在だったのかと。

いつも通り理屈ではどうもこうもできる。理性では納得できる。

しかし心はそう簡単には説得できないものらしく、胸の痛みは消えてくれない。

そうやって痛みを抱え、寒さに震えながら、行く当てもなく、ただ俺は、歩いた。


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