過去ログ - 八幡「気の向くまま過ごしてた二人だから」雪乃「そうね」
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56: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:26:56.91 ID:BhSZj49po
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ガチャッと玄関の扉が開く音がする。俺はさっきからテーブルの前から離れられずにいる。

雪乃「必要な私物は全て持ったから、あとは使うなり捨てるなり好きにして」

八幡「ああ、わかった……」

雪乃の方を向かずに背中で返す。今さら現実逃避なのか、振り向きたくなかった。

雪乃「……八幡くん」

八幡「……ん」

雪乃「こっちを向いて、こっちに来て。そんなんじゃ、出て行こうにも出て行けないわ」

それも、わかっていた。だから、振り向けずにいるのだ。



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