過去ログ - 八幡「気の向くまま過ごしてた二人だから」雪乃「そうね」
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80: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:45:02.05 ID:BhSZj49po
小さな男の子の手を繋ぎながら、こっちの方に歩いてくる。男の子をはさんで背の高い、なかなか格好いい男が歩いている。

彼女が浮かべる笑顔はとても自然で幸せそうだ。それを見て俺は、少し嬉しくなる。

ふと、彼女の目線がこっちに向く。娘を肩車している俺と目が合う。

彼女が俺の存在を知覚する。

すると、そんな俺を見て彼女は微笑みを浮かべた。

その笑顔で俺は確信した。

あんな風に微笑むことができるということは、彼女に俺以上に大切な誰かが出来たということと同義だ。

ああ、よかった。

心からそう思う。

彼女はもう、あの過去に縛られていない。

過去は思い出となり、傷はカサブタを経て消えた。

それが嬉しくて、俺も口元が緩む。


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