過去ログ - 八幡「気の向くまま過ごしてた二人だから」雪乃「そうね」
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70: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:37:30.65 ID:BhSZj49po
イヤホンを耳に着けて部屋を出て、鍵を閉めたか確認して歩き出す。

ふと、一ヶ月前に同じ道を通った彼女のことを思い出した。

あの時、彼女の目には何が映っていたのだろうか。それが知りたくなって前を見てみる。
以下略



71: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:38:14.56 ID:BhSZj49po
今の自分に合いそうな曲を探して再生ボタンを押す。まぁ、なんだ。たまにはセンチメンタルになったっていいだろ。

少し遅れて、切なげなギターのイントロが始まる。

――いつか雪乃が何かの小説を読んだ時に、好きなのに別れる理由がわからないと言ったことを思い出した。その時は俺も同じようにわからなかった。
以下略



72: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:39:03.06 ID:BhSZj49po
彼女は今頃どこで何をしているだろうか。

笑っているだろうか。それとも彼女もまた、俺と同じように立ち直れていないのだろうか。

――笑ってくれていたらいいと、そう思う。
以下略



73: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:40:16.44 ID:BhSZj49po
八幡「気の向くまま 過してた二人だから そう……」

八幡「終る事感じてた 割にミジメネ……」

八幡「いつも一緒 何をするにでも 二人だった……」
以下略



74: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:41:10.25 ID:BhSZj49po
【Epilogue】

ここは千葉で最も有名な某テーマパーク、その名もディスティニィーランドである。

娘「おとうさーん」タッタッタッ
以下略



75: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:41:36.86 ID:BhSZj49po
妻「こら、娘相手に手を抜こうとしない」

八幡「いやだってここ並ぶやつはめっちゃ並ぶし……」

妻「あの子が今日を楽しみにしてたの、あんただって見てなかったとは言わせないよ?」
以下略



76: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:43:02.91 ID:BhSZj49po
娘「……ダメ?」ウルッ

八幡「いやダメじゃないダメじゃない。全然ダメじゃない。ただ、あれは並ぶのを覚悟しないとだな」

娘「んー?」
以下略



77:名無しNIPPER[sage]
2015/01/31(土) 20:43:19.36 ID:nN9UPUbAO
サキサ……キ?……


78: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:43:29.46 ID:BhSZj49po
――

――――

八幡「……まぁファストパス取るのにも並ぶんですけどね」
以下略



79: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:44:23.40 ID:BhSZj49po
八幡「しかしなげぇなぁ……。どうしてこんなにも人が多いんだ……」

少し列の横に首を出して長さを見てみる。……うわ、まだあんなにあるのかよ。

ここからだと出口が見えて、そこからカップルや家族連れや友達同士の集まりが一定間隔を空けて出てくる。こんなに並んでて出るのがあの間隔って、考えてみるとあれだな。ヤバいな。
以下略



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