55: ◆00ZRE1DaEk[sage]
2015/02/04(水) 00:20:49.37 ID:40fVc6LeO
いつもなら、控えめながら提督の横を取りに行く榛名。
だが、今日は何故かそれをしなかった。
「榛名は、提督さん達と居られるなら構いません」
無理をして笑っているような笑顔。
「…………霧島は比叡の隣デス」
それを見た金剛は、霧島に指示を出した。
「榛名は我慢しすぎデスヨ。もう少し、自分のワガママを言えるようになるといいネ」
「お姉様……」
こうして決まった席に座ると、ティータイムは始まった。
「提督はこちらにお座りください」
榛名の言われるままに提督は座る。
その右隣に金剛。
「じゃあ、いただきます」
提督の合図で皆が紅茶をすすり出す。
ただ、榛名は違った。
「榛名、ワガママ言ってもいいでしょうか?」
「ん?どうした…………?」
ガクン、と首が倒れる。
酷い眠気に教われたからだ。
「榛名は、提督さんと一緒にいたいです」
これが、提督が最後に見た外の景色。
【ワガママ】
347Res/144.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。