6: ◆00ZRE1DaEk
2015/02/01(日) 22:06:40.18 ID:Yw6s2/2YO
「……前みたいに響ちゃんに任せたらどうなのよ」
「ほう……」
「な、なによ」
「年下に仕事を押し付けるとは。良いご身分なことだ」
「うぇっ」
千代田がよくわからない声で呻く。
「……響でもいいんだが、この前大本営から情報が入ってな」
「情報?」
「聞けば、ある事件が起きた鎮守府の秘書艦が響だったらしい」
「……えっ、それだけ?」
「悪いか?」
「願掛けですらないし……。提督ってそんなの気にするんだ……小さい人」
「願掛けというより、直感と言うかなんと言うか。小さいとか言うな」
その話を聞いたとき、何故か知らないがゾッとしたのだ。
勿論その人とは接点もない。
なぜだろう。他人事には思えなかったのだ。
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