過去ログ - P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL
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443: ◆bjtPFp8neU[saga]
2015/09/08(火) 21:54:01.77 ID:pcHH/+aRO
ー 地底世界 トメラの村 ー



高木「……それで、君はオレンジの髪の少女を見たんだね?」

村人「は、はぁ。なんでもその娘さん、人を探してるとかで……」

村人「こーんな田舎村より、ドワーフ城の方が人はたくさんいるべーって教えたっけ、あっちゅー間にかけて行ってしまっただ」

村人「だども、この村は島にあるべさ。島を囲む『海』には、普通のドワーフでは近づけねえ」

村人「そのうち諦めて帰ってくるべーつって茶ー飲んでたんだけんど……」

村人「待てども待てども、戻って来る気配はねぇし、こりゃあ、『海』に落ちてしまったんでねぇかって思って……」

村人「オラ、あの娘さんに悪い事してもうただ……」

高木「ふむ……」

高木「わかった。ありがとう」

村人「あ、あのー」

高木「ん?何かね?」

村人「あんた方、ひょっとして幻獣様でねぇか?」

冬馬「へっ!聞いて驚け!俺たちがあの有名な、ジュピターだ!」ドヤッ

村人「あ、お供の方には聞いてねぇべさ」

冬馬「えっ?」

村人「いんやぁ〜!オラ、幻獣様って初めて見ただ〜!」

村人「ご先祖様から、『この村の近くには幻獣様の住む世界へ続く洞窟がある』って聞いてたけんど、まさか本当にこの目で拝める日が来るとはな〜」

村人「オラ、一生の宝物にするべさ!」

高木「大げさだと思うがねぇ……」



冬馬「あのジジイ、バカにしやがって〜〜!」

北斗「まあまあ冬馬、熱くなるなよ」

翔太「ま、仕方ないよね。ボクたちだけ、こんな姿だもん」



黒井「……情報は得られただろう?早く行くぞ」

高木「そうだな」

高木「君、ありがとう。助かったよ」

村人「はは〜、ありがたきお言葉だべ〜」

高木「行こうか、みんな」

北斗「はい」

冬馬「くそっ。絶対この世界にも、ジュピターの名前を轟かせてやるからな!」

翔太「ホント、冬馬君は負けず嫌いだよね〜」


高木「行こう、スレイプニル」

スレイプニル「ヒヒーン!」


パカラッ パカラッ…



村人「ひゃあ〜!馬が宙に浮いただ〜!」

村人「さっすが、幻獣様だべ〜!」




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