3: ◆OkvzCxnsU.
2015/02/04(水) 10:35:49.72 ID:4qrdjZFD0
……それは、とてもとても大きかった。
希望ヶ峰学園。卒業すれば成功を手にすると言われている……そんな学園。
そんな学園に、才能のあるわたしは呼ばれた。
4: ◆OkvzCxnsU.
2015/02/04(水) 10:36:24.71 ID:4qrdjZFD0
本当はここに来るって事は、自分の家の事を認めることになっちゃうから、あまり来たくなかったっていうのが本音なんだけど。
卒業すると成功を手に入れられる……っていうなら、やっぱり……行かないっていう選択はわたしにはできなかった。
それを見上げて、正門にまで視線を落とす。
5: ◆OkvzCxnsU.
2015/02/04(水) 10:37:50.53 ID:4qrdjZFD0
6: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/04(水) 10:38:30.90 ID:4qrdjZFD0
気が付くと、わたしの目の前に広がっていた光景は……
……教室の、扉?
……ゆっくりと、その教室の扉の前まで、わたしは歩く。
7: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/04(水) 10:39:17.58 ID:4qrdjZFD0
???
ん、お前もここの新入生なのか?
???
ちょっと、アンタみたいなやつがこんな子に話しかけてんじゃないっての
8: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/04(水) 10:39:45.03 ID:4qrdjZFD0
……ふぅん、皆バカみたいな顔してるね。
まあでもここは穏便に済ませよう。
西園寺「あのね、わたしは……」
9: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/04(水) 10:40:25.56 ID:4qrdjZFD0
???「遅い。貴様がおそらく最後だぞ」
これで16人になった。まあさすがにこれ以上増えることはないかもね……。じゃあ改めて自己紹介を……と思ったその時、
「ミナサーン、集まりまちたかー?」
10: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/04(水) 10:41:10.00 ID:4qrdjZFD0
―???―
…………ねぇ……
……ねぇ、聞いてる?
11: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/04(水) 10:42:02.53 ID:4qrdjZFD0
小泉「ああ、自己紹介遅れたね……アタシは小泉真昼。【超高校級の写真家】だよ」
西園寺「……えっと……」
小泉「他の人達は皆あなたの事放って行っちゃってさ……本当薄情な奴ら。特に男子とか。あ、お名前、聞いてもいいかな?」
12: ◆OkvzCxnsU.[saga]
2015/02/04(水) 10:42:32.90 ID:4qrdjZFD0
西園寺「本当? ふぅ〜ん……そっか」
小泉「あれ? あんまり嬉しくなかった?」
嬉しくないわけないじゃん。でも……
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