60:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 12:23:31.41 ID:SYYasATM0
今までの私では覚醒した彼女の足元のも及ばない。
だからこそ彼女を驚愕させる必殺の一撃が必要なのだ。
社長「しかし、如月君。彼の新曲はもうないんじゃないのかい?」
私たちの会話を落ち着いて聞いていた社長が言う。その手には机の鍵が握られていた。
社長はプロデューサーの引き出しを開け中を探る。
社長「うむ。やっぱりだ。見たまえ」
そう言って引き出しの中をみんなに見せる。
そこには綺麗にアイドル順に並べられたCDがぎっしり詰まっていた。
どのCDのタイトルも私たちが一度は歌ったものばかりだった。
伊織「そりゃそうよね。春香の新曲を作り上げたと思ったら次の日には倒れちゃったんだから」
伊織がやれやれといった感じで引き出しを覗くのをやめる。
彼が必死になって書き上げた歌がフェスで異常なまでに高得点をだし、今の私たちを苦しめていると考えていると皮肉な話だった。
伊織「ないものは仕方ないわね。千早、諦めなさい。その代わりレッスンでもなんでも付き合ってあげるわよ」
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