61:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 12:24:01.79 ID:SYYasATM0
伊織の言葉を皮切りに事務所の張り詰めていた空気がほぐれていく。
しだいにみんなの顔にも笑顔が戻っていく。
62:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 12:24:53.30 ID:SYYasATM0
続きは夜に投稿しますね!
63:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 23:35:06.94 ID:SYYasATM0
−ライブ会場−
私の息は大きく乱れ、肩で息を吸う。
まだフェスの途中だというのに、苦しい顔が表情に現れてしまう。
64:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 23:35:32.83 ID:SYYasATM0
フェスの最初の勝負は私が勝ち、もう後が無いはずなのに彼女の表情からは微塵の不安も感じなかった。
やはり、彼女はなるべくしてなったトップアイドルであった。
美希「すごいの千早さん!!美希久しぶりにドキドキしてる!勝負してるって感じなの」
65:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 23:35:58.76 ID:SYYasATM0
彼女と全力で競い合っても私は劣るとは思はない。
しかし、美希はこの才能にしてこのパフォーマンス力。
そして、961プロの完璧なバックアップがある。
66:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 23:36:42.44 ID:SYYasATM0
美希「そうそう。もっと盛り上がって行くのー」
さらに会場の熱気は上がる。それはいつかのライブを見ているようだった。
千早「春香、やっぱり美希は私たちにとってかけがえのない存在だったわ」
67:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 23:37:21.21 ID:SYYasATM0
ファンの熱気がさらに上昇する。
美希はこのためにもファンの心を一つにしていたのだろう。
だからこそこの時間、この場所、このタイミングで−
68:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 23:37:50.72 ID:SYYasATM0
目を大きく見開け、しかしその瞳の中にはまだ見ぬ境地への好奇心で満ち溢れていた。
あぁ、美希…あなたの純粋な心を、このフェスを楽しむ心を汚してしまってごめんなさい。でも、私はもう進むことしかできないの。
69:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 23:38:17.50 ID:SYYasATM0
千早「曲の名前は『The fate of the world』!」
音楽が始まる。眩いハイライトとファンたちの歓声が私を包み込む。
遠目で美希の方を見る。
70:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 23:38:52.89 ID:SYYasATM0
−覚醒めし者は…?−
時は満ちた 裁きを始めよう
アナタしかいらないから
71:魔法をかけて[saga]
2015/02/07(土) 23:49:57.41 ID:SYYasATM0
イメージです。良ければどうぞ
https://www.youtube.com/watch?v=zcSTe4-vKw0
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