過去ログ - 咲「どうしようもない私に天使が舞い降りた」
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37: ◆N8W3qIdb7.[saga]
2015/02/09(月) 22:09:19.47 ID:tjHMsHoX0
一々質問をしてくる天使に咲は大きく溜息をついた。

咲「ねえ、そんな事知ってどうするつもり?」

咲の問いに和は大きな目を瞬かせる。
まるで何故そんな事聞くのかと言いたいようだ。

和「だって、私は咲さんの願いを叶える為に来たんですよ?」

咲「それは聞いたよ」

和「だから咲さんが今何をしているか、色々知った上でどんなことを叶えたいか」

和「私なりに一番ベストな願いを調べてみようと思いまして」

そんなことを考えていたのか。
和に背を向けて歯ブラシを手に取る。
そのままの状態で咲は言葉を返す。

咲「別にそんなことしなくてもいいよ。願い事なら私なりに今考えている所だし、大人しく待っててくれないかな」

和「でも・・・」

和は小声で何か呟いたが、歯を磨き始めた咲の耳にそれは届かなかった。

願いなんて自分で適当に考えられる。
色々考えて、ベストな願いを叶えるだって?
大きなお世話だ。
人の内側に踏み込んで来る権利は、例え天使であろうと無いはず。


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