過去ログ - 咲「どうしようもない私に天使が舞い降りた」
1- 20
38: ◆N8W3qIdb7.[saga]
2015/02/09(月) 22:14:24.62 ID:tjHMsHoX0
咲「とにかく、私が結論出すまであなたは待っているだけでいいよ」

咲「あまり余計なことはしないこと。いいね?」

自室に戻り、咲は鞄を手に取った。

咲「じゃあ、私は学校へ行ってくるから」

ここに居るようにと和に言い聞かせ、外へと出る。
もたもたしていたら遅れてしまう。
走る程じゃないが、少し急ぎ足で咲は冷たい空気の中を歩く。

淡「咲ー、おはよー!」

咲「おはよう。淡ちゃん」

交差点の途中、手を振りながら淡が走って来た。
そんな大声出さなくてもいいのに、と思いながらも咲は淡が追い付いて来るまで止まって待つ。
置いて行ったらそれこそ後がうるさい。

淡「今日も寒いねー!朝早くだと特に堪えるよね」

咲「毎朝同じこと言ってる気がするんだけど。いい加減慣れたら?」

淡「もー。だったら咲は寒くないとでも言うの?」

咲「寒いとは思うけど、わかりきってるから口にしないだけ」

淡「わかってるけど、寒いものは寒いんだもん!」

ほら、息も白いと淡はハァとわざわざ口で呼吸をしてみせる。

咲「しょうがないでしょ。冬なんだから」

嫌でも春が来るまでこの状態は続く。
素っ気無く返す咲に、淡は咲の顔を覗き込む。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
57Res/35.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice