過去ログ - 咲「どうしようもない私に天使が舞い降りた」
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◆N8W3qIdb7.
[saga]
2015/02/09(月) 22:14:24.62 ID:tjHMsHoX0
咲「とにかく、私が結論出すまであなたは待っているだけでいいよ」
咲「あまり余計なことはしないこと。いいね?」
自室に戻り、咲は鞄を手に取った。
咲「じゃあ、私は学校へ行ってくるから」
ここに居るようにと和に言い聞かせ、外へと出る。
もたもたしていたら遅れてしまう。
走る程じゃないが、少し急ぎ足で咲は冷たい空気の中を歩く。
淡「咲ー、おはよー!」
咲「おはよう。淡ちゃん」
交差点の途中、手を振りながら淡が走って来た。
そんな大声出さなくてもいいのに、と思いながらも咲は淡が追い付いて来るまで止まって待つ。
置いて行ったらそれこそ後がうるさい。
淡「今日も寒いねー!朝早くだと特に堪えるよね」
咲「毎朝同じこと言ってる気がするんだけど。いい加減慣れたら?」
淡「もー。だったら咲は寒くないとでも言うの?」
咲「寒いとは思うけど、わかりきってるから口にしないだけ」
淡「わかってるけど、寒いものは寒いんだもん!」
ほら、息も白いと淡はハァとわざわざ口で呼吸をしてみせる。
咲「しょうがないでしょ。冬なんだから」
嫌でも春が来るまでこの状態は続く。
素っ気無く返す咲に、淡は咲の顔を覗き込む。
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