過去ログ - シスター「この街に残りたい。けど勇者様との旅もありますし…」男兵「……」
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22:名無しNIPPER[saga]
2015/02/09(月) 22:45:02.35 ID:94H8BAKDO

【街の軍事施設】

兵士長「面目もない。勇者殿の間近でこの様な事態を……」

勇者「あんた達のせいじゃない。むしろ……俺達が街に居たから……」

兵士長「それは関係ない。魔族のやることに道理などないのだから。」


女剣士「兵士長殿。被害の方は……?」

兵士長「襲われた時には砦には兵士が40人、民間人20人ほど居たが兵士15人近くが殉死した。
幸い他の民間人や街側には被害が出なかったが、15人も兵を失うとなれば帝都への報告が少々やっかいだな。」

魔法使い「たった15人で済んでたんだ〜。魔族に攻められたのに意外と少なめだね〜。」

兵士長「我が街は常に魔物の襲撃を受けているからな。
街を守る兵士達も並大抵の兵士達ではない。とくに郊外の砦にいるもの達はな……」


猫剣士「でも、15人死んじゃったのよね?」

兵士長「情報によると、突然味方の兵士が他の兵士を襲いだしたらしいんだ。
こういったケースは今までなかった。」

勇者「魔王の部下の仕業だ。洗脳魔法で兵士達を……」

兵士長「やはりそうか。魔王の部下ともなれば、さすがに我々であっても……」


女弓兵「それで、洗脳された兵士達はどうなったの?」

兵士長「騒動の間に全員死んだ様だ。まぁ、仕方ないのことだよ。」


勇者「魔王の部下は必ず探しだす。そして俺が絶対に倒す!」

兵士長「勇者殿。それは我々も同じ気持ちだ。」

猫剣士「それは分かるわ。でも、貴方達で手に負える輩じゃないわよ?」

兵士長「我々にもプライドがある。仲間を殺されて何もしないわけにもいかない。」

女剣士「兵士長殿。しかし……」


兵士長「……と、若い時の私なら考えるところでしたがね。
我々はあくまで街を守る者。仲間の仇討ちの為に守りを疎かには出来ない。
ここは勇者殿に任せるとしましょうか。」

女剣士「兵士長殿……ご立派です。」

猫剣士「そうそう。人には役目ってのがあるのよね。」

魔法使い「魔王やその部下を倒すのは私達の役目ってことだね!」


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