20: ◆J5Y.hD6Ol2[saga]
2015/02/05(木) 20:25:16.63 ID:BYiw7eL10
大阪 愛宕宅
洋榎「(うぅ…初めてや、仮病なんて使うて学校休んだんは…)」
洋榎「(皆、心配しとるんやろなぁ せやけど…とても学校なんか行かれへんわ)」ボフ
洋榎「(何してんねやろ、うち)」
ピンポーン
洋榎「(誰やろ?こないな時間に…って、今ちょうど家に誰もおらんかった 出てくのしんどいけど出ない訳にもあかんしな…」
洋榎「はーい、どちら…さん」
恭子「お元気…ですか? 主将」
洋榎「恭子…」
恭子「すんません…本当はうちの顔なんか見とうないんでしょうけど、どうしても謝りたくて!ホンマに…ホンマにすんません!!」
洋榎「あぁ、ええよーもうその話は いきなりでびっくりしたけど1日寝ればそんなもん記憶の彼方やしな!」
恭子「主将…」
洋榎「彼方言うてもな、結構飛んでんで!?少なくともかいおーせーかめーおーせーまでは吹っ飛んでんな!」
洋榎「やけん、恭子が気に病む必要はなーんもないでー?」ニコ
恭子「!」
恭子「あの…これ、使うてください!」
洋榎「これは…」
恭子「うちにできることはなんやろかってあれから一生懸命考えて…けどそれくらいしか思いつかんで 味は悪くないと思うんです!やから…良かったら食べてください!」
洋榎「……」
洋榎「せ、せやな うちもこれ食うて明日から学校行くわー 明日には元気に登校できると思うわー」ソワソワ
洋榎「お、おお…うまそうなクッキーやなあ ほ、ほらっ恭子も一緒に食べよでー」ソワソワ
恭子「ッ!…」
洋榎「ん?どないした?」
恭子「…かげんに」
洋榎「え?」
恭子「ええ加減にせえよ!このあほんだらかにあたまがああああ!!!」
洋榎「は!?」
恭子「いつまでもメソメソ自分が傷付くことばっかり考えて本当に大事な事からは目ぇ背けて!あんたはうちが慕うてる愛宕洋榎やない!ただの腰抜けの憶病ものやわあああ!!」
洋榎「おっ!おまえ!!いきなりキレてうち傷付けた張本人が何を偉そうに言うとんねん!!!」
恭子「確かにうちは主将のことを傷付けてしもうた!せやけどなあんたの宮永照に対する気持ちはその程度のものやったんかあ!!!」
洋榎「!」
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