過去ログ - 僧侶「貴方を待ち続けて」
1- 20
77: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/02/14(土) 18:48:12.24 ID:KW2Os1hn0
修道女「彼を知っていらっしゃるんですね」

僧侶「…」

魔人さんにといい、最近の自分は気持ちを読まれやすくなったみたいだ。

修道女「彼は、どのような過去を…」

彼女は不安そうな表情を浮かべる。
あぁ――その表情は、彼を想うからこそだろう。そして自分もきっと、そんな顔を浮かべているんだろう。
同じ気持ちを持つ者として、彼女の気持ちが痛い程伝わってくる。

僧侶「彼は――」


ずっと待っていた。
互いに同じ気持ちを持っていた。

彼の温もりを今でも鮮明に思い出せる程、強く強く抱きしめられた過去があった。

彼を待つことだけが、自分の生きる活力だった。

だけど今は――

修道女「…」

僧侶「…彼は残党狩りをやった後、情報屋になったんです」

彼はもう、帰ってこない。

僧侶「彼は、いい友人でした」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
154Res/111.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice