過去ログ - 【うみねこ】salvation of the golden witch
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52:名無しNIPPER[saga]
2015/02/22(日) 11:12:32.35 ID:Rp2Ey/vI0
「『ベアトリーチェ』と呼ばれる人物は3人いると言われているわ。
一人目は1945年前後に金蔵おじいちゃんに黄金を授けたと言うベアトリーチェ・カスティリオーニ。通称、初代ベアト。
二人目は初代ベアトと金蔵おじいちゃんの間に出来た娘とされ、
“Banquet”では1967年に楼座伯母さんと共に九羽鳥庵を抜け出し転落死したとされている二代目ベアト。
そして、“End”では1986年から遡る事19年の1967年、夏妃伯母さんに崖から落とされるも九死に一生を得たとされている三代目ベアト。又、三代目ベアトの出自については金蔵と二代目ベアトの間に出来たと言う謂れもついているわ」

「三代目ベアトが六軒島爆発事件の犯人とする説の多くは、その出自から来る苦悩が動機であるとしていますね」

「ええ。だけど、本当にそうなのかしら?」

「と言うと?」

「川端船長の話を覚えてる?船長はいつからいつまで九羽鳥庵に物資を運んでいたのか?」

「ええと、20年近く運んでいて、今から30年くらい前、昭和よんじゅう…」

「昭和43年頃になくなった」

「そうでしたそうでした」

「じゃあ、西暦では何年から何年まで運んでいたの?」

「1948年頃から1968年頃まで、ですね…あれ?」

「気づいた?」

天草はルームミラー越しに笑みを浮かべている縁寿を見た。

「もし、川端船長が九羽鳥庵に物資を運んでいた正確な年代が1945年頃から1967年までだったとしたら?
運んでいた相手は誰になるかしら?」

「それは…初代ベアトですかい!?でも、初代ベアトは二代目ベアトを生んですぐに亡くなったって」

「それを裏付ける証拠は?」

「それは…」

黙り込む天草。

「無いのよそんな証拠。いくつかの『偽書』でそう言う風に書かれているから、そうだと思ってしまっているだけで」



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