過去ログ - 【うみねこ】salvation of the golden witch
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53:名無しNIPPER[saga]
2015/02/22(日) 11:15:22.51 ID:Rp2Ey/vI0
驚きを隠せない天草に縁寿は更に畳み掛ける。

「大体、変な話よ。川端船長は物資の中身について何て言ってた?
“女しか使わないような高級な物が多かった”って言ってたじゃない。
仮に初代ベアトが二代目ベアトを生んで直ぐに亡くなっていたなら、
金蔵おじいちゃんは当時まだ赤ん坊だった二代目ベアトにそんな物を与えていた事になるわ」

「化粧もメイクも香水もばっちりの0歳児…確かに変ですね」

「そして更にもう一つ」

「何でしょう?」

「二代目ベアトを見た何て人、誰もいないのよ」

「いや、それは楼座氏が…」

反論しようとする天草を縁寿が制する。

「天草はその情報をどこで知ったの?」

「それは“Banquet”を読んで、あ…」

「それは『偽書』よ。じゃあその“Banquet”を書いた偽書作家はどこでその情報を知ったのかしら?
川端船長が教えてくれたのかしら?それとも存命中に楼座伯母さん本人から?」

「そんな事ある訳が…」

「そう。無いのよ。楼座伯母さんからしたらこれは、
不謹慎だけどそれこそ棺桶まで持っていかなくてはいけないレベルの『秘密』よ。
偽書作家が決して知り得る筈のない情報。ならば答えは一つしかないわ。
“Banquet”における、1967年に二代目ベアトが崖から転落して亡くなったと言う描写は、」

「「幻想描写である」」

言葉が重なる縁寿と天草。



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