19: ◆KpPu4lHfcc[saga]
2015/02/08(日) 20:29:14.90 ID:xhFcsLfTo
ボーイに連れられ、小奇麗な待合室に通された。
すぐさまビールが出されたが、Bは手を付ける気になれなかった。
いくら請求されるか知れたものではない。
心臓が轟き、息苦しさを覚える。
ここは一体何の店だろう、という思いが、何度も心の中で反芻した。
そもそも監督は「後は一人で行け」と言い残し、店の入り口で去ってしまった。
募る心細さは口を乾かせ、ビールの誘惑は秒を追うごとに膨らみ続ける。
膝上で握った拳に力を入れたその時、背後から名前を呼ばれて振り返った。
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