過去ログ - 戒斗「赤と青の?」一夏「ヒッサーツ!マキシマムドライブ!」
1- 20
127: ◆n.O102o4Y2[saga]
2015/02/27(金) 08:22:09.21 ID:6Z5PQ05eo
<朽ちかけた診療所前>

シャル(人気の無いところに出ちゃったな……)

シャル「…………」

シャル(一人になると、どうしても思い出してしまう)

シャル(最近……。ずっと、同じ夢を見る)

シャル(父、父の正妻、あの人……。僕に酷いことをした人達が、僕に酷いことをするのを眺めている夢)

シャル(そして……)

シャル(やがて、僕は父になる)

シャル(父の正妻になる)

シャル(戦極凌馬になる)

シャル(そして、僕はそれを……)

シャル(……)

シャル(嫌な夢だ)

 ――シャルロットはジローのギターを開き、収納スペースから『ジローの心』を取り出した。

 ――スイッチを押すと、『ARK!/DARK!』という音声が鳴る。

シャル「ジロー……。君は僕に心を預けてくれたけど……」

シャル「僕は君の心を持っていていいのかな……?」

シャル「僕は君の友達でいていいのかな……」

シャル「本当の僕は……」

シャル「君を好きでいる資格はあるのかな、ジロー……」

 ――述懐の終わりを待っていたかのように、コンクリートを叩く音が響き渡った。

 ――音の源は、紳士のステッキ。

井坂「また会いましたね、シャルロット君」

シャル「井坂先生……!」

井坂「予言は当たったようですよ、シャルロット君。あなたは本当の自分を理解するための鍵を見つけたようだ」

シャル「え……?」

 ――井坂の猛禽類のような瞳は、『ジローの心』を見つめていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
278Res/238.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice