過去ログ - 戒斗「赤と青の?」一夏「ヒッサーツ!マキシマムドライブ!」
1- 20
168: ◆n.O102o4Y2[saga]
2015/02/27(金) 09:11:17.63 ID:6Z5PQ05eo
<風都タワー内部>

 ――風都タワーを取り囲んだ雷雲が、子供達の恐怖を煽っていた。

「助けて……」
「誰か助けて……」
「でも、誰が助けてくれるの……?」
「…………」

 ――不安に怯える子供達の中から、一つの声が上がる。

「仮面ライダーだよ!」

「仮面ライダー……?」

「うん。仮面ライダーは僕達の味方なんだ! きっと、今も僕達のために戦ってくれている。だから応援しよう! がんばれ、仮面ライダー……って!」

「仮面ライダー……」



<風都タワー>

 ――……れ……。

霧彦(声が聞こえる……)

 ――……ばれ……。

霧彦(これは、子供達の声……?)

霧彦(そうだ……)

霧彦(私は本当の自分の心の声を聞いたはずじゃないか……)

霧彦(もう、子供達にあんな涙は流させない……!)

 ――がんばれ!

霧彦(……子供達が)

 ――がんばれ、仮面ライダー!

霧彦(子供達が声援を送ってくれている……!)

霧彦(子供は風の子、風都の子。風都の風は、子供達の声……!)

霧彦(風が……。風都の風が、私を応援してくれているんだ!)

霧彦「応えたい……」

霧彦「子供達の声に応えたい……!」

霧彦「う、動け……」

霧彦「私の身体よ、動いてくれ……!」

霧彦「子供達を……風都の風を守らせてくれ……!」

 ――霧彦は、最後の力を振り絞った。

 ――ロストドライバーをセットする。

霧彦「私は――仮面ライダー……」

 ――『サイクロン!』


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
278Res/238.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice